伊賀（三重）で詠んだ句

夏の句

年代	発句	季語	季節	場所
延宝4年（1676）	百里（ひやくり）来（き）たりほどは雲井（くもゐ）の下涼（したすずみ）	涼	夏	伊賀上野
元禄7年（1694）	涼（すず）しさや直（すぐ）に野松（のまつ）の枝（えだ）の形（なり）	涼し	夏	伊賀上野広岡七郎右衛門（雪芝）宅
延宝4年（1676）	富士（ふじ）の風（かぜ）や扇（あふぎ）にのせて江戸土産（えどみやげ）	扇	夏	伊賀上野
寛文6年（1666）	岩躑躅（いはつつじ）染（そむ）る涙（なみだ）やほととぎ朱（しゆ）	ほととぎ朱	夏	伊賀上野
寛文6年（1666）	しばしまもまつやほととぎす千年（せんねん）	ほととぎす	夏	伊賀上野
元禄4年（1691）	うき我（われ）をさびしがらせよかんこどり	かんこどり	夏	桑名市長嶋大智院
寛文12年（1672）	なつ木立（こだち）はくやみ山（やま）のこしふさげ	なつ木立	夏	伊賀上野
寛文年間	たかうなや雫（しづく）もよよの篠（ささ）の露（つゆ）	たかうな（竹の子）	夏	伊賀上野
寛文6年（1666）	五月雨（さみだれ）に御物遠（おんものどほ）や月（つき）の顔（かほ）（）	五月雨	夏	伊賀上野
元禄7年（1694）	柴附（しばつけ）し馬（うま）のもどりや田植樽（たうゑだる）	田植	夏	伊賀上野窪田惣七郎（猿雖）宅
寛文6年（1666）	杜若（かきつばた）にたりやにたり水（みづ）の影（かげ）	杜若	夏	伊賀上野
寛文12年（1672）	うつくしき其（その）ひめ瓜（うり）や后（きさき）ざね	ひめ瓜	夏	伊賀上野
寛文6年（1666）	夕顔（ゆふがほ）にみとるるや身（み）もうかりひよん	夕顔	夏	伊賀上野